ダイソンの掃除機、クリアビン交換の顛末

Dyson サイクロンクリーナー コンプリート DC12plus

吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
独自のテクノロジーで、所有欲をそそる(?)ダイソンの掃除機です。
私も2年前(2004年12月)に買ってしまいました。
最近では頻繁にコマーシャルが放映されてるのですっかり有名になりましたが、以前は一部の店でしか手に入りませんでした。今ではあちこちで見かけます。その値段にもかかわらず、人気も高まってるようです。

で、私がオーナーであることを知ってる人からときどきその使用感を訊かれたりします。
そんな情報を欲してる人のためにちょっとしたレポートです。

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なにしろ排気が臭くないというのは本当です。
こちらのブログ→「芦田の毎日」の方が「テレビのダイソンコマーシャルでは、「吸引力が衰えない」ということばかりを宣伝しているが、私はむしろ、掃除機を二台(ダイソンと他の掃除機)並べて、排気口からの微細粉塵を可視化するコマーシャルをした方がはるかに効果的なような気がする。」とおっしゃっていますが、同感です。

いくら吸い込む力が低下しなくても、吸い込んだゴミを排気から部屋に戻してしまっていては意味がないわけで。

そもそも、ダイソンは吸い込む力が強いわけではないようです。使ってみた実感は充分な吸い込み力、床に張り付くくらいの感じがしますが。数値のデータとしては吸い込む力自体はもっと強いのがあるようです。でもその吸引力がどんどん低下してしまい、しかも吸い込んだ塵を排出してしまっていては吸い込む力の意味がないわけです。他社のは排気が臭いというのはそういうことなのでしょう。

その点ダイソンの実力の違いは本当だと思います。
ダイソンは2年間使ってきて、まったく臭くない。それと、排気口までの部分が透明なプラスチックになっているのですが全くきれいなままです。

ただし、使ってみて不満を感じる部分がないわけではありません。
よく言われる欠点としてあげられるのは次の点です。

  1. 音がうるさい
  2. 頻繁にごみ捨てが必要
  3. 狭いすき間が掃除しずらい
  4. 排気が下の方から出る

1.たしかにまちがいなくうるさい。掃除機かけるぞ!という覚悟がなければうるさすぎます。掃除機かけてる横でだんながテレビ見てるーみたいな図はあり得ません。

2.頻繁にごみ捨てが必要というのも本当。ゴミ容量は0.7リットルということになっていて、それくらいは1,2回の掃除ですぐたまる。それと、ワンタッチで手を汚さずごみ捨てができますと、ダイソン社は言ってらっしゃいますが、それはムリ。クリアビン(ゴミをためる容器)から落としたホコリは必ずクリアビンやクリアビンのフタの外側に付着します。これをきれいにしようとすると間違いなく手が汚れます。もちろんそのときホコリが浮遊するので室内ではできない。ウチでは窓を開けて身を乗り出してやってますが、屋外でのごみ捨てをお勧めします。

3.ノズルの外径は約60mm。それより狭いすき間はムリ。すき間ノズルが必要です。すき間ノズルの外径は約35mm。すき間ノズルは一部のモデルのみ付属です。

4.ウチの床はほとんどカーペットなのでわからないけどフローリングだとホコリを巻き上げるのかもしれない。これは未確認。


それより使ってみて気になったのはクリアビンのパッキングから吸い込んだ髪の毛がはみ出してくるという現象!(下画像参照クリックで画像拡大)

これはさすがに気になります。
髪の毛がはみ出すぐらいだから細かな塵も出ているのではないかと。
それで、2年間の保証期間を過ぎていたのですが、ダイソンにメールで問い合わせてみました。
そうしたところ、即返信、即交換のクリアビンが届きました。(下画像参照)こういう対応の素早さは素晴らしいですね。

新しいクリアビンで使ってみましたが、現在のところ以前のような現象は発生していません。
まあ、どんなに優れたモノでも全く欠点がないことなどないのではないかと。
最近ネットを巡ってたらダイソンの欠点を糾弾し、エレクトロラックスのオキシジェンという掃除機を薦めるサイトを見ましたが、あまりにもオキシジェンを絶賛するので、逆に怪しいというか、なんかホントかいなと???
ほんとにイイなら使ってみたいけど。
どこかにレポートないですか?

【参考】
Dyson サイクロンクリーナー コンプリート DC12plus

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