味の三平
ラーメンといえばスープは醤油味と相場が決まっていた時代、客に乞われて出した麺入りのみそ汁が評判に。定番メニューにするためにはよりスープにあった麺をと、製麺所との共同で多加水熟成麺を開発。野菜炒めをトッピングするオーソドックスな札幌みそラーメンのスタイルが完成した。
現在この店は大丸藤井セントラルという地元では有名な紙・文具・画材店のビルの4階、売り場の片隅にあって、大変目立たないが、歴史的知名度の故か客は絶え間なく、休日の昼時等には行列が途切れることがない。
とはいえ、ワタシは札幌が初めてという方にはこの店はお奨めしない。
たぶんがっかりするだろうから。
というか、これが札幌のラーメンだ。というのとは違うと思うからだ。
札幌ラーメンというとこってりしたイメージがあると思うが、それとはかけ離れている。さっぱりというか、味が薄い。とはいえ、スープを飲み干す気にはならない。みその味わいもあまりしない。
具はネギ、メンマ、炒めた玉ネギ、もやし、挽肉。チャーシューはなしである。
これで850円は高い。
札幌みそラーメンの歴史を知る意味は深いかもしれないが、これが当時の味を再現しているのかどうかワタシには知る術はない。
'08.02.17 | カテゴリー : ラーメン